情報化社会における
正しい判断力と情報技術を活用する能力とは?
「情報活用能力」とは?
学校教育におけるICT(=情報伝達技術)が進んでいます。今まではIT(=情報技術)を利用して教師側の教え方を工夫することが、学校におけるICTの利用価値でした。例えばパソコンやプロジェクターを利用してスライド形式で大写しにするとか、教師同士で教材や教え方の情報共有をするなどです。しかし今後はそこから一歩進んで、子供が自分で考え問題解決する力を身に付けるためにICTを利用する「情報活用能力」が必要になってきます。
情報活用能力は3つの観点と8つの要素からなっているのですが、簡単に言ってしまえば目的に合った適切な情報収集をし、それを取捨選択することで整理し、受け手に合わせた言葉で発表する能力です。これらを実行するにはどんな情報を集めなければならないかを考える力、情報を読み解く理解力、情報を整理する判断力、仲間と情報を共有するコミュニケーション能力、受け手にわかりやすく伝達する言語能力のすべてが必要になります。
ITネイティブの子供たちにとってはパソコンやタブレットを与えるだけでなく、ITを通じて身の回りに溢れている情報を実生活で活用するための教育が必要な時代です。