プログラミング教育用ビジュアルプログラミング言語「Scratch」って?
  1. 子供も使えるプログラミング教育用ビジュアルプログラミング言語「Scratch」って?

子供でも簡単に使えるプログラミング教育用
ビジュアルプログラミング言語「Scratch」とは?

Scratch(スクラッチ)とは?

Scratch(スクラッチ)とは?

ほとんどパソコンに触れたこともない子供にプログラミングを習わせようとしたときに、いきなりアルファベットや記号を羅列したプログラミング言語を覚えさせようとしても挫折してしまうでしょう。そこで子供向けのプログラミング教育ではドラッグ&ドロップで簡単に操作できる「ビジュアルプログラミング言語」が使用されることが多いようです。日本でプログラミング教育に使用されている代表的なビジュアルプログラミング言語の一つに、Scratchがあります。

Scratchはマサチューセッツ工科大学のメディアラボが、子供たちでも簡単にプログラミングを体験できることを目的として開発したものです。アメリカの大学で開発されたものですが日本語にも対応しており、プログラミングの基本的なしくみをブロックの組み合わせで覚えることができます。おもちゃのブロックを組み合わせて、何かを作るのに近いでしょう。

Scratchは誰でも無料で使えるフリーソフトなので、お金を払うことなくご家庭で手軽にプログラミング学習をはじめることができます。また、どこかからダウンロードしたり、パソコンにソフトをインストールする必要はなく、お使いのパソコンに必ずインストールされている「Webブラウザ」というホームページを閲覧するソフトで簡単に使うことができます。

Scratch(スクラッチ)の開発環境

Scratchは2013年5月以降のバージョンからウェブアプリケーションとなり、ダウンロードや個別のソフトをインストールする必要がありません。Scratchの使い方はほとんどマウスの操作だけなので簡単です。Scratchを使えば予め用意されたキャラクターや背景を組み合わせて使うことができるので、プログラミングが初めての子供でも簡単にゲームやアニメーション、物語を作ることができます。

コンピュータに対する命令や条件の選択はすべてブロックの積み重ねで行います。命令の種類によって凹凸のある場所や形が異なり、どれとどれを一緒に組み合わせることができるのかを目で見て判断できるようになっているので、子供でも取り組みやすいのです。Scratch上級者になると、技を繰り出すアクションゲームやロールプレイングゲームなどを作れるようになります。プログラミングのしくみがわかってくることで、創造力を広げ自由度の高い作品を作っていくことが可能です。

多くのプログラミングスクールでScratch(スクラッチ)が採用されるワケ

多くのプログラミングスクールでScratch(スクラッチ)が採用されるワケ

Scratch(スクラッチ)のプログラミングでは、ブロックを積み重ねることで簡単にゲームやアニメーションを作成できます。例えば「猫のキャラクターを右に歩かせてりんごを取る動作をさせる」といった命令をすべてブロックの組み合わせでできるようになっています。しかしそれ以外にもさまざまな機能があります。

Scratchにはデフォルトで用意されているキャラクターを選ぶだけでなく、ペイントエディタを使ってオリジナルの絵を書いたり写真を読み込んだりすることができます。そしてサウンドエディタも内蔵されており、デフォルトの音声を使うこともできますし自作の音声やBGMを付けることも可能です。さらには1,200万以上のプロジェクトが共有されているので、他の子が作ったゲームで遊ぶこともできます。

つまりScratchを使えば自由な発想を活かして様々な作品を作ることができるので、コンピュータやプログラムに興味がある子供だけでなくグラフィックデザインや音楽に興味がある子供も楽しめます。また共有することでたくさんの友達とつながることができるので、世界中にScratch仲間を作ることができます。

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