自宅にパソコンがなくても始められるプログラミングツールとは?
  1. 自宅にパソコンがなくても始められるプログラミング教育ツールや教材

自宅にパソコンがなくても大丈夫!
パソコンがなくても使えるプログラミングツールとは?

パソコン不要のプログラミング教育教材PETS(ペッツ)とは?

パソコン不要のプログラミング教育教材PETS(ペッツ)とは?

家にパソコンやタブレットがないとか、子供にはまだコンピュータを触らせたくないなどの事情がある場合、情報端末を利用しないでプログラミング教育を受けさせることができる教材があります。その一つにSTEM教育のワークショップなどを開催しているfor Our Kidsが開発した「PETS(ペッツ)」があります。

PETSの本体は車輪が付いた木製の箱です。この上面にある穴に命令が書き込まれているブロックを差し込み、スタートボタンを押すだけで箱を動かすことができます。箱に命令するブロックには前進・後退・右回転・左回転・繰り返しの5種類があり、それらを自由に組み合わせることで箱の動きを自在に制御できます。組み立てキットの価格は25,000円(税別)で、組み立て代行を依頼する場合は別途28,000円(税別)がかかります。

PETSはプログラミングの知識が一切必要なく「自分の命令で機械を動かす」というプログラミングの根本的なしくみに遊びながら触れることができる、一種の玩具です。情報端末を使ってプログラミングを学ぶ前段階として、プログラミングの魅力を垣間見ることができるツールと言えます。

「マインクラフト」で電子工作を学ぶツールPIPER(パイパー)とは?

「マインクラフト」で電子工作を学ぶツールPIPER(パイパー)とは?

人気のコンピュータゲーム「マインクラフト」で遊びながら電子工学を学べる、PIPERというツールがあります。PIPERは抽象的で理解しづらいコンピュータ学習を実際に手で触れ自分で組み立てることで「コンピュータの裏側で起こっていること」を学習できるキットです。具体的には、マインクラフトが遊べるゲームをハードから作ってしまおうというもの。

ゼロから組み立てを経験することで、エンジニアへの第一歩を踏み出せます。

組み立てに必要なパーツはひと通り揃っています。電子回路には付属のブレッドボードを使用するので半田付けなどを必要とせず、子供にも安心です。マニュアルを見ながら同梱の工具のみを使って、自分だけのコンピュータができ上がります。自分で作った電子回路が正しく作動するかどうかをマインクラフト上で再現できるので、電機や電子回路のしくみを楽しみながら学習することができます。アメリカで開発されたPIPERですが日本語にも対応しており、価格は税別39,800円です。コンピュータが動くしくみを概念的ではなく、より直接的に学習できる教材と言えます。

ブロック感覚で電子工作が学べるlittle Bits(リトルビッツ)とは?

ブロック感覚で電子工作が学べるlittle Bits(リトルビッツ)とは?

こちらもアメリカ生まれの、電子工作を気軽に始められる教材です。難しいプログラミングの知識は一切必要なく、小さな電子回路基板をつなぐことで簡単に電子工作を楽しむことができます。各電子基板には磁石が付いており、半田付けの必要がないため小さな子供でも電子工学が学べるのが特徴です。

各Bit(ビット)には光るもの、モーター、一定の条件下でスイッチが入るものなど違った役割があり、それぞれをつなげるだけで電子機器が作れます。組み合わせ次第で様々なものが作れるため、造り手の創造力次第で可能性は無限大です。BASE KIT、PREMIUM KIT、DELUXE KITなどそれぞれのキットによってモジュールとアクセサリーの数が異なり、一番ベーシックなもので税別13,500円です。またアナログ・シンセサイザーや火星探査機が作れるものなど、目的別に選ぶこともできます。

ブロックなどはセットに入っていないので、電子回路以外の材料は自分で用意する必要があります。日本でもイベントやワークショップが数多く行われており、子供からデザイナーまでオリジナルのアイディアを電子工作で表現しています。自由な発想を活かしてIoTの基礎を学びたい子供におすすめです。

段ボールボディが魅力のロボット「ソビーゴ」とは?

段ボールボディが魅力のロボット「ソビーゴ」とは?

ソビーゴは、こども用プログラミング専用パソコン「IchigoJam」を使って、自分の創作したこどもロボット「ソビーゴ」を自由に動かすことにチャレンジする教材です。

段ボールから切り取ったパーツと、モーターや足を組み立てて作る「ソビーゴ」は、サインマーカーで絵を描いたり、シールやリボンを貼り付けたり、好きなように工作することができるのが魅力のロボットです。

プログラミングは付属のパソコン「IchigoJam」を繋いで行いますが、「IchigoJam BASIC」という簡単なコードを採用したシンプルな白黒画面で、左右に曲がったり、腕を動かしたり、自分がイメージした動きをプログラミングして、楽しく動かすことができます。

電動歯ブラシで動くユニークなロボット「ハブラシロボットキット」とは?

電動歯ブラシで動くユニークなロボット「ハブラシロボットキット」とは?

ハブラシロボットキットは、スペースシャトル型の基板に付属の歯ブラシを取り付け、電池を入れるモーターからその歯ブラシに振動が伝わってまっすぐ走るというロボットキットです。別売りのフィジカル・コンピューティングツールキット「konashi/Koshian」につなぐと、スマホアプリから操作をしながらロボットを動かすことができます。

ただし、ハブラシロボットキットを動かせるスマートフォンは、iPhone・iPadのみであり、当然ながらセット内容にiPhone・iPadは含まれないので注意が必要です。

スマホアプリを用いればモーターの動きをコントロールするなど、プログラミングの初歩体験ができ、iPhone・iPadユーザーでなくともフェルトなどを用いて自由にロボットのデザインを考えることで自分だけのオリジナルロボットを作ることができるのが魅力です。

「カム」と「プログラムバー」で動く「カムプログラムロボット」とは?

「カム」と「プログラムバー」で動く「カムプログラムロボット」とは?

カムプログラムロボットは、自由にセットできる「カム」という部品を使って動きをプログラムできるロボット工作の組み立てキットです。「プログラムバー」という部品に差し込むカムの組み合わせによって様々な動きを再現できることができるため(たとえばカムがないと前進、左にカムがあると左折、右にあると右折、両側にあると停止など)、自由に配置してロボットの動きをコントロールことができます。

「ユニバーサルプレート」という部品があれば「ギヤボックス」なども追加することができ、市販のマイコンボードや基板を搭載して動きをコントロールすることも可能です。

LEGOが提供するプログラミング学習キット「レゴブースト」とは?

LEGOが提供するプログラミング学習キット「レゴブースト」とは?

レゴブーストは子どもたちにお馴染みのおもちゃLEGOブロックでロボットやギター、宇宙ステーションなど様々なものを組み立てるつくることができるロボットキットです。iPhoneやAndroidなどスマートフォンで専用アプリをダウンロードをすることで、自分で組み立てたレゴブロックを思い通りに動かして遊ぶこともできます。

マシンの操作だけでなく、組み立て説明書の閲覧もすべてタブレットの専用アプリ上で行うことができるため、タブレット操作の練習にも最適です。

ピースは800個以上あり、説明書通りにブロックを組もうとすると、普段LEGOで遊んでいる子どもでもなかなかの時間がかかる超大作になります。

ブロックをはめ込んで動かすロボット「キュベット」とは?

ブロックをはめ込んで動かすロボット「キュベット」とは?

手触りの良い丈夫な木製のロボット「キュベット」を、同じく木製の「ボード」と呼ばれる板に「コーディング用ブロック」をはめ込んで動かすロボットキットです。コーディング用ブロック1つが1つのコマンドになっており、組み合わせてプログラムをつくります。またオゾボットの下に様々な世界が描かれている「ワールドマップ」を敷くことでゴール設定ができ、子ども達の想像力を膨らませることもできます。

言語やスクリーンなどの複雑な手段は一切用いることなく。現代においてもっとも重要なスキルのひとつを、子どもたちが分かりやすい形で身につけられるようになっています。

色ごとに指定された指示に従って進むロボット「オゾボット」とは?

色ごとに指定された指示に従って進むロボット「オゾボット」とは?

オゾボットは紙に描かれた線に沿って動く小さなロボットです。キーボードと画面ではなく、紙とペンを使って学ぶことができるため、世界中の教育現場でプログラミング教育の教材として使われています。

また、スマートフォンやタブレットを用いればオンライン上でコードを書くことでオゾボットを操作することも可能です。コードはブロックの組み合わせによって自在にコントロールすることができます。

さらに、専用のアプリをダウンロードすれば、スマートフォンやタブレットの上を走らせたり、ライトやスピードなどを細かく調整したり、さらに多彩に遊ぶためのミニゲームも搭載されているため、より高度な遊びにチャレンジすることもできます。

3才から遊べるプログラミングロボット「コード・A・ピラー」とは?

3才から遊べるプログラミングロボット「コード・A・ピラー」とは?

コード・A・ピラーは、前進パーツ、右折パーツ、左折パーツなどを組み合わせ、つなぎ方次第で自由自在に動かすことができるイモムシ型のプログラミングロボットです。サウンドパーツなどもついているので、かっこいいサウンドやライトの点滅などでさらに遊びを盛り上げることもできます。

スタートとゴールのプレートがついているので、ゴールを決めて走行ルートをアレンジすることが可能です。

単三アルカリ電池さえあれば、いつでもどこでも楽しむことができるプログラミングロボットキットとなっています。

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